皆さま、こんにちは。
約1ヶ月半に渡る新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が、本日付で全国的に解除されそうですね。
この我慢の1ヶ月半、全国民の皆さまにとって、とてもとても長い期間だったかと思います。緊急事態宣言は解除されたものの、コロナウイルスは完全終息した訳では無く、第2波、第3派が予想され、「with コロナ」という生活様式に慣れていく必要があるなぁ、と感じています。
そのような中、本日は免疫に関するお話をしたいと思います。
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先日、アメリカの健康・サプリメント業界でとても有名なDr. Mercolaが、『Astaxanthin Helps alleviate Cytokine Storm』(アスタキサンチンはサイトカインストーム軽減に役立つ)という記事で興味深い内容を執筆されていました。
サイトカインストーム?何それ?と思われる方も多いかもしれません。
実際に私も今回のコロナウイルスが深刻化するまで、聞いた事のない言葉でしたが、新型コロナウイルスが危険な病気として恐れられている理由の一つに、このサイトカインストームがあるのです。
サイトカインストームとは、簡単に言うと『免疫系の暴走』です。
サイトカインとは、私たちの体内で免疫細胞の数や機能を調整し、本来はウイルスなどから私たちの体を守ってくる免疫ホルモンのようなものです。
しかし、このサイトカインが過剰に産生されると免疫系の暴走(すなわち嵐(ストーム))が起こり、正常な細胞まで攻撃されてしまうのです。
新型コロナウイルスで恐れられている、ある日突然悪化する容態は、このサイトカインストームが体内で起こり、急速に進行する場合があるから、とも言われています。
普段は私たちをウイルスから守ってくれるはずのサイトカインが、新型コロナウイルスにより体内で暴走してしまい、容態が悪化してそのまま命を落としてしまう。
とても皮肉で恐ろしい状態ですが、Dr. Mercolaの記事によると、アスタキサンチンは下記のような面で、新型コロナウイルスに対して役立つ可能性があるそうです。
1. 藻類由来のアスタキサンチンは、強力な抗酸化剤で、新型コロナウイルスに対する補助療法として理想的な候補である。
2. アスタキサンチンは強力な抗酸化剤で、免疫ブースター、抗炎症作用、神経保護作用、免疫調整作用、抗菌作用と抗アポトーシス作用など、様々な健康効果を持っている。
3. アスタキサンチンは酸化によるDNAダメージを抑制し、C反応性タンパク質及びその他の炎症マーカーを低下させ、肺胞上皮細胞の細胞死を抑制し、免疫応答を調整する。
4. これまでの研究によると、アスタキサンチンはサイトカインストーム、急性肺損傷、急性呼吸症候群および敗血症を軽減する可能性を示唆し、それらは全て新型コロナウイルスの深刻な症状に見られる症状である。
アスタキサンチンは、これまでも『免疫系を調整する』という分野で、様々な効果が立証されています。
一般的な炎症を抑えるお薬は、ある特定の炎症マーカーをターゲットとして抑えるのに対し、アスタキサンチンは様々な炎症マーカーに働きかけるので、免疫系のバランスを整える効果があると言われています。
緊急事態宣言が解除されたものの、どの病気に対しても『健康な免疫を保つ』という事は、とても重要かと思います。
辛くて長い自粛生活が明けたからこそ、これからは楽しみたい!という思いに街はあふれていますが、まだまだコロナが怖い、という思いがあるのも事実だと思います。
そのような皆さまの健康の為、是非アスタキサンチンを試して頂けると嬉しいです。
Dr. Mercolaの原文の記事は下記をご確認下さい。
https://articles.mercola.com/sites/articles/archive/2020/05/11/how-to-prevent-a-cytokine-storm.aspx