2018年8月22日から、仙台にて第65回日本食品科学工学会が開催されています。

BGGでは、今回の日本食品科学工学会にて、『LS/MSを用いたノコギリヤシエキス製品の同等性評価法の開発』という題目で学会発表を行いました。

ところで突然ですが、皆さま、ノコギリヤシという植物をご存知でしょうか。

サプリメントに詳しい方は恐らく耳にされた事があるかもしれませんが、ノコギリヤシとは北アメリカ大陸、主にフロリダに自生する低木ヤシの1種で、1年に1度オリーブのような大きさの実がなります。その果実には、前立腺肥大による頻尿の症状を緩和する効果があり、ヨーロッパでは医薬品、中国では漢方薬として使用されている食品です。

日本では、サプリメントとして親しまれている成分ですね。

アメリカの先住民も昔から果実を食糧として食べており、またノコギリヤシの果実は強壮剤や抗炎症剤として使用されていたそうです。

ノコギリヤシの主な組成は脂肪酸なのですが、現在”偽物”が流通しており、世界的問題になっているのが現状です。

健康の為に、体にいいと信じて飲み続けているものが、実は効果も安全性も立証されていない全く別の成分だった、なんて事になると何の為に飲み続けるのか分かりませんよね。

私たちは、そのような現状を打破すべく、ノコギリヤシエキスの同等性評価方法を確立する為、研究を重ね、同等性評価方法の確立に成功しました。その研究内容を学会にて発表致しました。

↑弊社の研究内容発表中の模様。沢山の方にお越し頂きました。

実際に研究内容は社内でも共有していたのですが、学会という場で沢山の方が身を乗り出して聞き入っている姿を拝見し、とても意義のある研究内容なのだな、と改めて実感致しました。

また、今回の学会発表が初めての学会参加だった為、右も左も分からず、後輩さんについて回りましたが、学生さんのポスター発表や、他社さんの発表内容を聴衆し、とても有意義な経験でした。

健康食品原料を販売している者として、これからも私自身や周りが元気になれるような取り組みや知識をつけていく事がとても大切なのだなぁ、と実感する機会となりました。

最後に、お忙しい中弊社の発表会場へお立ち寄り頂きました方々へ、心よりお礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

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